読書が重く感じるあなたへ──「読めない」の正体は、思い込みかもしれません

読書

はじめに|前回の記事からの続きです

前回の記事では、
「まずは1冊、本を選ぶところまでで十分」


という話をしました。

ここからは、
すでにあなたの手元には、

  • 買った本
  • 借りた本
  • 「これかな」と思って選んだ1冊

そのどれかが、ある。
という前提でお話を進めていきます。

さて、本を手元に用意したものの、
でも、ここでこんな気持ちが出てきていませんか?

  • 手元にあるのに、なぜか開けない
  • 読もうと思うと、ちょっと身構えてしまう
  • 「読めていない自分」を責めそうになる

今日は、その感覚そのものについて話します。

結論から言うと、
その気持ちは、あなたのやる気や能力の問題ではありません。

読書が急に「重く」なる理由

本を前にした瞬間、
なぜか気持ちが重くなることがあります。

その正体は、多くの場合、

無意識の思い込みです。

たとえば、こんなもの。

  • 本は、最初から最後まで読むもの
  • 集中できないなら、読む資格がない
  • 途中で忘れるなら、読んでも意味がない

どれも、一度は頭をよぎったことがあるはずです。

でも安心してください。
これらはすべて、「事実」ではありません

思い込み①「本は、最初から最後まで読むもの」

これ、かなり強力な思い込みです。
でも考えてみてください。

  • 料理のレシピ本
  • 取扱説明書
  • 辞書

これらを、最初から最後まで読みますか?
必要なところだけ開いて、

目的が終わったら閉じますよね。
それでも私たちは、

「ちゃんと使った」と思っています。
本も同じです。

たった1回の読書だけで、
本1冊に書かれている全てを

  • 「理解する」
  • 「記憶する」
  • 「読み切る」

これは、難易度が高すぎます。

一度で完璧に「やろうとする」こと自体が、
読書を一気に重くしている原因
なんです。

思い込み②「集中できないなら、本を読む資格がない」

集中できないとき、本が読めない。
これは、ある意味では正しいです。

集中できない状態で本を開いても、
内容が頭に入りにくいのは事実だからです。

でも、それは
あなたの集中力が低いからではありません。

人の集中力は、

  • 疲れていると落ちる
  • 環境に左右される
  • そもそも長時間は続かない

そういうものです。

にもかかわらず、

  • 30分は読まなきゃ
  • 机に向かわなきゃ
  • 途中でやめたら意味がない

そんなルールを自分に課してしまうと、
読書は一気に苦しくなります。

集中できないなら、
無理して読まなくていい。

休んでもいいし、
他のことをしてもいい。

集中できるときに、
集中できる範囲で触れればいい。

3分でもいい。
1ページでもいい。

それが難しいなら、
オーディオブックを聞き流すだけでもいい。

「集中しなきゃ読めない」ではなく、
「集中できる形で触れればいい」

それだけで、
読書のハードルは、かなり下がります。


思い込み③「途中で忘れるなら、読んでも意味がない」

本の中身を、ちゃんと記憶できなきゃ、
読書の価値がないのでは?

そういった思い込みについてですね。

本を頑張って、30分読んだのに、
何も覚えていない気がする。

そう感じると、

「どうせ自分には無理だ」
「読書なんて向いてない」

そんなふうに、自分を責めてしまうかもしれません。
でも、安心してください。

あなたが読書した30分は、
消えていません。

本の内容を覚えていなくても全く問題がありません。
あなたの頭の中では、ちゃんと進展が起こっているんです。

記憶に残ってなくても、何も思い出せなくても、
何も変化が起きていないわけではありません。

読書は、学校の記憶テストではありませんから。
その30分間読書をした時間、あなたは確かに、

  • 言葉に触れ
  • 考え方に触れ
  • 思考の流れに身を置く

それだけで、十分すぎるほどです。

読書は成果を測るための競技ではない

ここまで、
いくつかの「思い込み」について話してきました。

  • 最初から最後まで、本を読まなきゃいけない
  • 集中できないなら、本を読む資格がない
  • 覚えられないなら、本を読む意味がない

でも、よく見ると、
これらには共通点があります。

それはすべて、

「読書を、成果で測ろうとしている」

という点です。

  • どれだけ「読めたか」
  • どれだけ「理解できたか」
  • どれだけ「覚えているか」

そうした“結果”だけで、
読書の価値を決めようとしてしまう。

だから、読書は重くなります。
だから、ページを開くのが怖くなります。

でも、そもそも読書は、
成果を測るための競技ではありません。

今日は、ここまででいい

ここまで読んでくれたあなたに、
ひとつだけ残しておいてほしいことがあります。

読書は、こんなふうに考えても大丈夫です。


  • 全部読めなくてもいい
  • 集中できなくてもいい
  • 覚えていなくてもいい

読んだあとに何も残っていないように感じても、
それで読書が台無しになることはありません。

読書は、結果を出すためのものではありません。

本を開いて、
言葉に触れているその時間自体が、
もう十分な読書です。

だから、
今日はここまでで十分です。

次にどうするかは、
また気になったときで大丈夫です。

じゃあ、どこまでやれば「十分」なのか?

次の記事では、

「じゃあ、どこまでやれば“十分”なのか」
その感覚を、もう少しだけ言葉にしてみます。

でも、今すぐ何かを始めなくて大丈夫です。

本を開かなくてもいい。
読まなくてもいい。

今日は、ここまでで大丈夫です。

ただ、

「読書は、思っていたより重くなかったかもしれない」

今回の記事を読んで、あなたが、少しでも
そう感じられたなら、もうそれだけで大丈夫です。

おわりに

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

次に進む必要はありません。
今すぐ本を開かなくても大丈夫です。

「読書は、思っていたより重くなかったかもしれない」

その感覚だけ、
頭の片隅に置いておいてください。

今日は、ここまでで十分です。


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