読書が続かないあなたへ ――毎日10秒で「本との距離」を縮める続け方

Bルート第3話 アイキャッチ 読書

▶ 前回の記事:
読書が重く感じるあなたへ──「読めない」の正体は、思い込みかもしれません

はじめに|ここまで来たあなたへ

ここまでの記事で、
あなたはもう十分すぎるほど、
「読書が重たくなっていた理由」を理解してきました。

  • 読み切らなきゃいけない
  • 集中できない自分はダメ
  • 覚えられないなら意味がない

そうした思い込みが、
知らないうちに本との距離を広げていた。

ここまで気づけたなら、
次に必要なのは やる気でも 根性でもありません。

必要なのは、
続いてしまう形に、読書を作り変えることです。


続かなかったのは、あなたのせいじゃない

「できる日にやろう」
「時間があったら読もう」

これ、すごく自然な考え方です。
でも、ここに落とし穴があります。

人は、
毎日触れていないものを、驚くほど簡単に忘れます。

忙しさに飲み込まれて、
気づいたら「どうでもいい」になっている。

そして後から、

「やっぱり自分は続かない」
と、自分を責めてしまう。

これは意志の弱さではありません。
仕組みの問題です。


ルールは1つだけ|毎日10秒、本を思い出す

ここで、
たった1つだけルールを決めます。

毎日10秒、読書に触れる。

読む必要はありません。
理解する必要もありません。

大事なのは、
毎日、ほんの一瞬でも接点を持つこと

なぜなら、

  • 10秒ならできる
  • 10秒なら抵抗が起きにくい
  • 10秒でも「今日は触れた」という事実が残る

この「事実」が、
読書を記憶から消さないための鍵になります。


10秒でできること(これだけでOK)

やることは、この中から1つで十分です。

  • 本を手に取る
  • 表紙を見る
  • 目次だけ眺める
  • タイトルを見て「なぜ気になったか」を考える

1ページも読まなくていい。

今日は触れた。
それだけで合格です。

落とし穴|「できる」人ほど、やりすぎてしまう

ここで、
ひとつだけ大事な注意点があります。

それは──
「できそうだから、ついやりすぎてしまう」こと。

たとえば、

  • 今日は10秒だけ触ろうと思っていたのに
    気づいたら5分読んでいた
  • 昨日は少し多めにできたから
    今日も同じくらいやらなきゃと思ってしまう
  • それができなかった日に
    「今日はダメだった」と感じてしまう

これ、とてもよく起こります。
そして実は、ここが一番の落とし穴です。


10秒は「最低ライン」ではなく「上限」

ここで大切なのは、
10秒は目標ではないということ。

  • 10秒やれたら合格
  • 5秒でも合格
  • 0秒でも、「意識した」なら合格

むしろ、

10秒は「これ以上やらなくていい上限」
くらいに思ってください。

なぜなら、人は、

「できたこと」を基準に、
無意識のうちにハードルを上げてしまう

からです。

昨日より多くやらなきゃ。
昨日よりちゃんとやらなきゃ。

そうやって基準が上がると、
脳はそれを負担の大きな変化として感じます。

すると、防御反応(ホメオスタシス)が働いて、
こうなります。

  • 面倒くさくなる
  • 無意識に避ける
  • いつの間にか忘れる

これが、
「続かなくなる正体」です。


大事なのは「やる量」じゃなく「忘れないこと」

この第3話で、
いちばん大事なポイントを言います。

やる量は、どうでもいい。
やらない日があっても、問題ない。

でも──
忘れてしまうことだけは、避けたい。

だからおすすめなのが、

  • やった日は
    →「今日は目次を見た」と一言
  • やらなかった日は
    →「今日はやらなかった」と一言

この記録だけ

責める必要はありません。
評価もしません。

「今日はやらなかった」
それは、自分で選んだ判断です。

記録が残ると、
本の存在が、あなたの意識から消えません。

すると、ある日ふと、

「今日は10秒だけ触ってみようかな」

そんな瞬間が、
自然に訪れます。

それで十分です。


だから、超ミニマムでいい

まとめると、こうです。

  • 毎日10秒 → 上限
  • 0秒でもOK → 意識したら合格
  • できない日があってもOK
  • でも「忘れない」ことだけ大事

このくらい軽くしないと、
人は本当に続きません。

読書が続かなかったのは、
あなたが弱かったからじゃない。

ハードルが高すぎただけ。


ログは必須|でも「1行」でいい

もうひとつ、
続けるために欠かせないことがあります。

ログを残すこと。

難しく考えなくて大丈夫です。

書くのはこれだけ。

  • 日付
  • ひと言

例:

  • 2/4 目次だけ見た
  • 2/4 触った
  • 2/4 無理だった
  • 2/4 0秒

やらなかった日も、書いてOK。

これは自分を責めるための記録ではありません。
「今日はやらなかった」という

自分の判断を可視化するためのログです。


なぜ「やらなかった」も書くのか

ログがないと、
人は簡単に忘れます。

忘れると、
次に起きるのはこれです。

  • また今度
  • そのうち
  • 余裕ができたら

そして、
何も起きないまま時間が過ぎる。

でも、
「やらなかった」と書いてあると、

  • あ、昨日も触れてなかったな
  • 今日は10秒だけやってみるか

こういう瞬間が、
ふと」生まれます。

この「ふと」が、
習慣の芽です。


読書は「読むこと」じゃなく「慣れること」

ここで、
とても大事なことを言います。

最初に身につくべきなのは、
読書習慣ではありません。

本がそばにある状態に慣れることです。

  • 本が視界にある
  • 本を触ることに抵抗がない
  • 本を開いても身構えない

これが先。
読むのは後。


続けられる人は、特別じゃない

毎日できる人は、
意志が強いわけじゃありません。

  • ハードルが低い
  • 仕組みがある
  • 記録が残る

それだけです。

あなたにも、
同じことができます。


おわりに|今日は10秒でいい

今日は、
10秒でいい。

本を読まなくていい。
理解しなくていい。

触れて、1行書く。

それだけで、
今日の読書は成立です。

続けることは、
一気に変わることじゃありません。

忘れないこと。
それが、いちばん大切です。

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